Moritama's diary

人生ひたすら好きなことやりたい

地方の囲碁におけるメリット・デメリット【囲碁 Advent Calendar 2016】

この記事は囲碁 Advent Calendar 2016 の10日目の記事です.

www.adventar.org

自己紹介

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もりたま (@clear0015) | Twitter

もりたまです.現在,つくばで大学生をやっています.
囲碁歴は小3の時に始めて数えるのが面倒な程になってきました.多分13年です.
元々は富山に住んでいて昨年大学編入して引っ越してきました.
棋力は最近六段に上がったところです.
月1程度で東京に囲碁を打ちに行ってます(大会なども含めると実際は大分多いです)

 

はじめに

この記事は,元地方の人間が都会の囲碁事情をみて地方ってデメリットばっかだと思ってたけど案外こんなメリットもあったんだなぁというのをまとめたものです.

特に複数にインタビューをしたわけでないですが,適当に人から聞いた話などを含めながら主観的に書きます.

私は元々地方は囲碁を打つ場所がない!都会羨ましい!という人間だったので,現在地方に住んでいて,そういう感情を持っている人に読んでいただきたいです(逆も)

なお,「こいつ何言ってんだ」って思ったら,こんな人間もいるんだなぁという感じで読んでいただけると嬉しいです.

 

 地方のメリット・デメリット

ざっくり私が思っている地方のメリット・デメリットについてです. 

デメリット

  • 碁会所が少ない
  • 教える人間が少ない
  • 囲碁イベント・大会が少ない
  • プロ棋士に教わる・交流する機会が少ない
  • 囲碁仲間が少ない(人口の問題も含めて)
  • 噂等がすぐ広まる(人間関係がある)

メリット

  • 地方のスポンサーがつく大会がある
  • 囲碁仲間ができると仲良くなりやすい
  • 席料が安い
  • 公民館などで無料で教えてくれる人や打ってくれる人がいる(場所によります)
  • タイミングが合えばプロ棋士指導碁を無料,または少しお得な価格で受けることができる
  • 大会で入賞や県代表が狙いやすい

 

とりあえず,こんな感じでしょうか.デメリットで一番に言われるのは碁会所が少ないということかなと思います.私の昔通っていた碁会所は一つは潰れ,もう一つ長いことお世話になっていた碁会所も席亭をやっていた先生が他界してしまい,営業が不定期になりました.(悲しいですね)

ただし,地方は公民館などで囲碁を打っている方も多いように思います.私の住んでいた地域の公民館でも毎週打っており,小学生の頃はお世話になっていました.普段は4,5人程でしたが大会が定期的に開催され,そちらは30人程集まっていました.今住んでいるつくば市でも,やはり公民館で碁会が定期的に開催されています.(なお今日はちょうどつくばの大会で,参加者は子供から大人まで90人以上でした)

またメリットというと,プロ棋士と「無料または安く打つ機会」は地方の方がチャンスが多いと思っています.正直プロ棋士の指導碁はお金を払えば東京でも打てるのですが,逆に東京では何かコネクションを持っているなど無ければお金を払わずにプロ棋士と打てる機会は中々ありません.指導碁のお金をどう考えるかによりますが,プロと年間に打つ数の平均を学生を含めてとると地方の方の方が多くなるのではないかと思っています.

 

あと席料ですが,東京の席料は大体1200円以上で地方は安かったんだなと感じました.これについては碁会所によって違うので何とも言えませんが,私が行っていたまだ潰れては無い方の碁会所は学生無料(大学院生も可)で大人1000円,月打ち放題10000円でした.小学校高学年,中学生の頃に週2ほどで行っていましたが,どんな入り浸っていても良いし,相手が居なければ先生が多面打ちでも打ってくれます.一応は富山の名誉がつくほどタイトルを連覇している先生だったので大人の方も指導碁をお願いしている方が多かったです.東京でも多くの強い方が碁会所をやっていますが席料以外に指導料というのを取っているところがほとんどのように思います(囲碁インストラクターという職種もありますね).そういう点では,地方でやっていた人間からすると席料+指導料はちょっと高いなと感じてしまうのが本音です.

 

残り囲碁仲間・人間関係に関する項目を3つ入れました.囲碁仲間を作る機会というのは主に大会や囲碁の集まりですので地方は必然的に少ないです.ただ地方の場合は分散化しにくく,年に数回の大会でも十分知り合いができます.というか大会に2,3度同じクラスで出ると「またあなたですか」現象が起こる確率が高いです.ただし人数が少ないため何かやらかすと噂が筒抜けになってしまうという問題点もあります.

東京の場合は出場者の顔全部は覚えれないし,前回打った相手でも「そういえば前打ちましたか?」と確認しなければいけないような状態です.私の場合は女であることが幸いして覚えてもらってることが多いですが,正直記憶力がそんなに良い方ではないので色々な人の情報が混ざって(誰だっけ...)となっているときが多いです.ごめんなさい

つまり,地方は人は少ないがその分仲良くなりやすいというメリットがあるのです.

 

あと説明するタイミングを見失ってしまった「大会で入賞や代表が狙いやすい」ですが,これは東京に比べてという話です.ただ,これは私的には地方最大のメリットと思っています.「代表」とは大会などで優勝してその地区の代表になって更に一つ大きい大会で戦える権利を得た人のことを言います.

この代表を一度経験すると囲碁を続けていく人が多いです(経験則).私自身も小学五年生の頃になった少年少女囲碁大会という大会で代表になったのが,いまも囲碁を続けている理由だと思います.それくらいに代表になることは嬉しいことなのです.

ただ,東京だと私より強い人でも代表を経験していない人はたくさんいます.そして目標を立てられずにいたり,悲しいことに囲碁から離れていってしまう人が多いです.

それはとても残念なことだし,「この人がもし地方で囲碁をやっていたら代表になって囲碁を続けていたかもしれない...」と思います.

なぜ私は囲碁をやっているのだろうかと考えてしまう人は一度代表を目指して,宝酒造杯でもなんでも良いので代表になると良いと思います.一度代表になると次も代表になるイメージができるし,世界が変わると思います.

 

まとめ 

地方は,

  • 碁会所は少ないが公民館などの利用率が高い
  • プロ棋士と打つ機会は少ないが,利用しやすい
  • 指導料が無いところが多く,席料が平均的に安い
  • 人口が少ないため,MAX囲碁仲間は少ないが,知り合いになりやすい
  • 代表になりやすく,代表になると世界が変わる

 

以上です!長々とありがとうございました!

とりあえず,これを読んだ方は六段以上の方は県代表を目指して,「それは少し...」という方は宝酒造杯の代表を目指してみてはいかがでしょうか!